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【パパに知って欲しい床上げと産褥期】産後1ヶ月のママは身体的・精神的に注意が必要

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へいパパ
へいパパ
床上げって言葉知ってますか?

私は「床上げ」という言葉は知りませんでした。
ただ出産予定のあるパパや出産から1ヶ月未満のパパには是非知っといて欲しい内容です。
この記事では床上げについて説明していきます。

要点まとめ

・産後1ヶ月のママの状態を理解しよう
・産後1ヶ月は身体的にも精神的にも不安定な状態
・産後1ヶ月の状態を理解して、パパに出来ることを考えよう

床上げって何?

へいパパ
へいパパ
産後ママを理解するのに大切な言葉を一緒に確認していきましょう

【床上げとは】
出産の疲れから体が回復して、徐々に日常生活へ復帰すること。

産後、ママがいつでも休めるように敷いたままの布団を体調が回復するとともに片付けていく様子からきた言葉。
出産だけでなく、大きな病が完治した時のお祝いの言葉としても使います。

産後はママ自身が思っている以上に体が疲れている状態です。
医学的には、出産の影響を受けた体が妊娠前の状態に戻るまで6~8週間かかるとしており、この期間を「産褥期(産褥期)」と言います。

へいパパ
へいパパ
新生児訪問の時に助産師さんも言ってました。改めて大事なことだと認識出来ました。

床上げは、出産から3週間後を目安に考えましょうなんて言葉もあります。
3週間ほど経つと、悪露や会陰切開の傷口なども癒えてきます
短い人で3週間ですが、長い人では2ヶ月ほど
もちろんそれより長くなる人もいます。
人それぞれ回復のスピードは異なるのでママの体調を見る事が重要だと思います。

伝えたい事

・産後1ヶ月のママの体は出産によるダメージが大きい
・しっかり回復出来る環境と状況をパパは作ろう

知っておきたい産後ママの精神状態

産後うつについて

パパ
パパ
産後うつってよく聞くけど、詳しくわかりません
へいパパ
へいパパ
サポート出来るように確認していきましょう。

産後はホルモンバランスの乱れから精神的に不安定になる時期です。
産後3~10日の間では、30~50%のママが一過性の軽い抑うつ状態(マタニティーブルーズ)を発症します。
この時期に無理をして症状が重症化すると、強い抑うつ状態が続き「産後うつ病」になる可能性が出てきます。

【マタニティーブルーズとは】

出産後の女性の30-50%が経験します。
マタニティブルーと呼ばれることもあります。
出産直後は気持ちも高ぶっていますが、産後数日から2週間程度のうちにちょっとした精神症状が出現します。
多くは、ふいに涙が止まらなくなったり、いらいらしたり、おちこんだりする症状がでます。
人によっては、情緒が不安定になったり、眠れなくなったり、集中力がなくなったり、焦るような気分になったりします。
大抵は症状も一過性であり、産後10日程度で軽快しますのであまり心配することはありません。
自然に経過を見るだけで通り過ぎていきますので、雨宿りをするような感覚でやり過ごしてしまいましょう。
原因としては、人生の一大イベントを乗り越えた後の気持ちの変化や、思い通りに子育てがうまくいかないことに対するジレンマもありますが、急激な女性ホルモン(エストロゲン)の低下など内分泌環境の変化に伴って症状が現れると考えられています。
ひとつ注意すべき点があります。
マタニティブルーズが長引く場合、産後うつ病に移行することがあります。
症状の強い場合や、もともと精神科や心療内科に通院している人も要注意です。

引用:マタニティブルーズについて教えてください – 日本産婦人科医会 (jaog.or.jp)

へいパパ
へいパパ
長女出産の時は里帰りだったんだけど、やっぱり心理的に不安定でした。現在次女が生後1ヶ月。今のところは大丈夫みたいだけどこれからもしっかしコミュニケーションを取って注意するよ。

私が気を付けていること

  • 睡眠の確保
  • コミュニケーションを密に
  • 大変だと思う時こそ積極的に

睡眠の確保

睡眠ってすごく重要だと思っています。
何てったって3大欲求の1つですから。
新生児の生活で何が大変か。
色々ありますが、1つは夜間対応かなと思っています。
そこでわが家では、リビングに次女と私が寝て、寝室に長女と妻が寝ています。
妻はありがたいことに母乳が出るので授乳で行っています。
なので起きなくてはいけないのですが、授乳タイミングでオムツ交換、寝かしつけはパパでも出来るのでそこを担って、授乳以外は寝てもらうということにしています。
日中も眠い場合は寝てもらうようにして、とにかく睡眠を確保して精神的負担の軽減を図っています。

コミュニケーションを密に

産後1ヶ月って基本的に外出を控えた方が良いと言われていますよね。
自宅にいると家族のみ。電話で話すとすれば両親など。
外出出来ないで状況、社会性が制限された状態って意外とストレスになると思います。
そのため他愛もない話や育児に関することまでとにかく話をしています。
話をして心にある物を吐き出すだけでもスッキリして精神的負担の軽減に繋がると考えています。

へいパパ
へいパパ
話を聴くようにしてるんですが、共感ってすごく苦手だったんです。まだまだ苦手意識は強いですが本などを読んで思考を変える努力をしています。

大変だと思う時こそ積極的に

妻は料理に負担を感じています。
献立や調理などが負担に感じるようです。
人それぞれ家事にも好き嫌いがあると思います。
妻が大変だと感じるものはこの期間は特に積極的に行えると良いと思います。
もちろん産後1ヶ月後も継続出来れば最高です。

パパ
パパ
そうは言っても大変だよ。そんなの無理だよ
へいパパ
へいパパ
そんな時は色々な手段を検討してみましょう。

家電やサービスなど負担を軽減する方法は沢山あります。
チャレンジしながら色々夫婦で試行錯誤するのは楽しいと思います。

具体例として挙げると、料理をしている上でもう1品欲しいという時に私が利用しているのがカネ吉の総菜おまかせセット
不定期開催(楽天セールの時によくやってます)ですが、
楽×安い×健康×美味しいという4拍子揃った商品。
すぐに1品追加出来るので重宝しています。

知っておきたい産後1ヶ月に5つの注意すること

へいパパ
へいパパ
特に気を付けたい5つのことを1つずつ確認してサポートしていきましょう。

日常生活

ママには産後1ヶ月は赤ちゃんのお世話や自分の体のケアに出来るだけ集中してもらいましょう。
体調を見ながら少しずつ活動範囲を広げていきましょう。
適度な動きは血栓予防にもなります。

日常生活では入浴にも注意です。
産後すぐは子宮内の感染症などのリスクが高いため、湯船に浸かるのは控えて、シャワーだけにすることを推奨されています。
一般的には1ヶ月検診で体に問題がなければ、湯船に浸かることが出来るようになります。

外出

基本的には1ヶ月検診が終わるまでママも赤ちゃんも外出は控えた方が良いとされています。

産後は体調が安定しないことが多いです。
そのため病院やどうしても外出しなかれば行けない場合は、電車やバスなどの公共交通機関の利用は避けた方が安心。
自家用車をパパが運転したり、タクシーを利用することが良いと思います。

1ヶ月検診で外出出来るようになっても、いきなり長時間の外出をしたり、人ごみが多い場所に行くのは控えましょう。
買物はパパが行うか、難しい場合はネットスーパーや通販などを活用することがオススメ。

里帰り出産の場合は、1ヶ月検診で異常がなければ帰省先から自宅に戻ることが出来ます。
前述した通り、新幹線や飛行機などで長距離移動はママや赤ちゃんに負担となるので、無理のない計画が出来るといいですね。

へいパパ
へいパパ
長女出産の里帰りの時は3ヶ月経ってから。新幹線などを利用して4時間。移動中はずっと寝てくれていたけど不安だったなあ。

家事

産後2週間ほどは料理や洗濯、掃除などの家事は極力控えましょう。
産後3週間目ぐらいから、体調がいい時は軽めの家事から始めてみると良いと思います。

へいパパ
へいパパ
出産前から家事に参加することがオススメ。家事も育児と同じで人それぞれ方法や完成度の価値観が違うと思う。出産前に共有しておくと良いですね。

完成度の価値観の違い

  • 食器洗い:食器だけ洗えば完成と考える人/シンク周りも綺麗にして完成と考える人
  • 洗濯たたみ:服をたたんで完成と考える人/たたんだ服をしまって完成と考える人
  • 掃除:見える場所だけ綺麗で完成と考える人/隅々まで綺麗になって完成と考える人

これ以外にもたくさんあると思います。
この完成度に差があると「パパがやっても結局ママがやらないといけない」や「なんでしっかりやってくれないの」という不満・怒りに繋がり精神的負担がかかります。

多くのパパは一生懸命だと思います。
ただ前述した言葉をかけられると一気にやる気を削がれ家事をしないパパが生まれます。
長期的なことを考えて、完成度の価値観を合わせていくことをオススメします。

最後になりますが是非家事を終えたパパに「ありがとう」と伝えて下さい。
きっとさらに一生懸命になるはず。

運動

現役の理学療法士の立場からも声を大にして伝えたいのは、激しい運動は避けて下さい。
産後は妊娠前と体型が大きく変わるため、妊娠前の状態に戻すため産後ダイエットをすぐに始めたいという人を目にします。
激しい運動は体の回復を遅くする可能性があり、出産に伴う骨盤のズレを助長させるリスクが考えられます。
産後すぐから使える骨盤ベルトなどの矯正器具を使用してみたり、重い物を持たないようにしましょう。
身体への負担が少ない「産褥体操」という体操から始めてみるのも良いと思います。

産褥体操

産後の安静にしていなければならない産褥期でも始められる体操。
横になった状態でも出来る、とても簡単な運動。
負担の小さい動きから始めて、徐々に負荷を大きくしながら体に慣らしていくため、妊娠中に運動不足になったママでも行えます

主な効果としては

  • 血行の改善:母乳の分泌に影響
  • むくみの改善
  • 骨盤や膣の回復を早める
  • 悪露の排泄を促し、子宮の収縮を促す
    ダイエットというより、体の改善が目的。
    しかし、産後ダイエットの土台作りにはなると思います。

体操内容は絵や動画などを用いると良いと思うので、わかりやすいなと感じたURLを貼っておきます。

産褥体操のやり方と注意点は?産後1日目から寝ながら実践! | ままのて (mamanoko.jp)

性行為

ここまでの話からも分かるように産後の体は、すぐに性行為をできる状態ではないため、パパにも体の状態を理解してもらってください。
一般的には1ヶ月検診で異常がなく、悪露や会陰切開の痛みなどもなくなっている状態が性行為を再開できる目安とされています。
子宮の回復には最低でも産後2ヶ月は必要で、帝王切開の場合は傷の回復に半年から1年ほどかかるとされています。

また、人によっては産後すぐに生理が再開することもあるため、妊娠する可能性があります。
産後すぐの性行為は控え、ママの体のためにも子宮が回復するまでは避妊をするようにすると良いと思います。

パパへのメッセージ

真面目で頑張り屋なママほど、無理をしてしまいがちです。
ママの体を休ませることが出来るように、可能な限りサポートして下さい。
育児休暇などが取れなかったり、様々な事情からサポートが行えない場合は、
ホームヘルパー家事支援など様々なサポートも充実するようになってきているので利用するのも一つだと思います。

パパも一人で考えこまず色々なパパに繋がれると良いと思います。
私もTwitter(アカウントはこちら)でシカゴリラさんが運営するパパ育コミュニティに参加してから沢山のパパと色々な情報交換が行えるようになり、色々な助けとなっています。

この記事を通して産後ママの状態をパパが理解し、楽しい育児のスタートが出来ればいいなと思います。

2022年4月1日から育児・介護休業が改正された物が一部施行されます。これから育児休暇を取得する場合はわかりやすくまとめているので参考にして下さい。

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https://mokoheyfamily.com/sangopapa/