出産から1ヶ月頃にやってくる赤ちゃんのイベントがお宮参りです。
お宮参り(初宮参り)とは、赤ちゃんが無事に生誕1ヶ月目を迎えたことを産土神(うぶすながみ)に感謝して報告する行事である。Wikipediaより
初の長時間外出となる赤ちゃんも多いと思うので、負担にならないようスケジュールをしっかりと考えていきたいですね。
今回は、お宮参りの計画の立て方をまとめました。
産後はドタバタすることも多くあっという間に1ヶ月が経ってしまいます。なのでどんな準備が必要か、当日のスケジュールなどをご家族と早めに共有しておくことがおすすめです。
- お宮参りの計画で考えること
- スケジュールを立てる時に注意すること
お宮参りは地域によってやり方が異なることがあります。また伝統を重んじる方もいるので、事前に参加者とどのようなお宮参りにするかを確認しておくと安心です。
お宮参りはいつ行く?
男の子:生後31日目以降
女の子:生後33日目以降
※地域により異なります。
※水天宮の公式サイトより
上記のように目安はありますが、ほとんどの人は各家庭の都合に合わせて計画しています。
また赤ちゃんの負担を考え、真夏や真冬の時期を避ける人もいます。
産後1ヶ月ではママの調子も万全でないこともあるため、赤ちゃんやママの体調に合わせて日程を決める方が安心。
ただどうしても暑い日しか難しい場合とかもありますよね。その時には、短時間にする、午前中など少しでも涼しい時間で行くなど、負担にならないよう計画する方がいいと思います。
また戌の日や七五三時期の土日はとても混んでいることが多いので、時間に余裕を持つのも大事ですね。
お宮参りは誰と行く?
両親と父方の祖母が付き添って神社にお宮参りをする(略)
Wikipediaより
古くはパパママ、義母(子にとっての祖母)で行くことが多かったようです。
今はパパママだけだったり、パパママ+両家の両親だったりと家庭によってだいぶ自由になりました。
また最近だとコロナの影響で遠出が難しいこともあるため、誰が参加できるかは早めに確認しておくと安心ですね。
ちなみにお宮参りで赤ちゃんを抱っこするのは、父方の母というのが古いしきたりです。
今はママやパパが抱っこするなど自由にしているご家庭も多いですが、事前に確認&相談しておくのが良さそうです。
お宮参りはどこへ行く?
もともと産土神様への報告がメインなので、住んでいる地域の神社や普段からよく行く神社などを選ぶのが一般的でした。
産土神とはその者が生まれた土地の守護神を指し、その者を生まれる前から死んだ後まで守護する神とされている。※Wikipediaより
ただ最近では安産祈願した神社や、里帰り先での神社などを選ぶ方も多くなってきており、家族でどこにするかを自由に決めている方がほとんどです。
行きたい場所があってもあまりにも遠すぎるなど移動が長時間になると、ママや赤ちゃんの負担が大きくなる可能性も。体調や調子も考えて、場所を検討していきましょう。
またご祈祷する場合、時間が決まっている神社と受付後準備ができてから始まる神社など、神社によって設備や予約方法など様々です。
ご祈祷時間や待合室の有無、オムツ替えや授乳が出来るかなど事前に公式サイトなどを見て確認しておきましょう。
写真撮影はどうする?
生後1ヶ月の記念に写真撮影する人も多いのではないでしょうか。
プロに写真撮影してもらうなら、写真スタジオ(写真館)や出張撮影などの方法があります。
簡単に2つの違いを表にまとめてみました。
スタジオアリス | 出張撮影fotowa | |
料金 | 撮影料(3300円)+商品購入代金によって異なる | 平日21780円、土日祝26180円 |
衣装 | 衣装のレンタル可能 | 衣装や小物は準備が必要 |
場所 | スタジオ | 屋外または自宅 |
時間 | 撮影から写真選びで1〜2時間 | 60分 |
写真データ | 商品購入した写真データのみ別途費用で購入可能 | 75枚以上 |
※全て税込価格
やっぱりプロのカメラマンに撮影してもらうと、ステキな写真が撮れて記念になりますね。
個人的に、お値段抑えたいならスタジオアリス、写真データがたくさん欲しいのであれば出張撮影かなと思います。
一部の神社では境内内での出張撮影が禁止されているところもあります。事前に神社へ確認しておくと安心です。
衣装はどうする?
衣装は、赤ちゃんのや両親のもの、兄弟姉妹がいれば上の子のものなど考えるのがたくさん。
もしレンタルするなら、優先順位をつけながら考えていきたいですね。
赤ちゃんの衣装は?
今は、ベビードレスの上に晴れ着(産着)と言われる着物を掛け、帽子とスタイを付けるのが一般的です。人によってはベビードレスだけの場合もあります。
また地域によって、縁起物(でんでん太鼓やお守りなど)を晴れ着の紐に通してつけることもありますね。
衣装は購入するかレンタルするかですが、あまり使用頻度は高くないためレンタルする方がおすすめ。
レンタルはオンラインで注文できる着物専門のレンタル屋さんもあれば、写真スタジオで撮影すればお得料金でレンタルすることも可能です。もしスタジオ撮影を検討している方は事前に確認してみましょう。
パパママの衣装は?
明確に決まっていませんが、神社でご祈祷される場合は正装される方が多いです。
季節に合わせて服装を検討していきたいですが、一番は夫婦で合わせることかなと。妻がフォーマルなのに夫がカジュアルすぎると家族写真のバランスが悪いので夫婦で相談しておきましょう。
最近は夫婦で着物を着ている方もいて素敵だなぁと思います。
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上の子はどうする?
兄弟や姉妹がいる場合、上の子の衣装にも悩みますよね。こちらも決まってはいませんが、普段着ではなくオシャレ着を着せるパパママが多いですね。
ただ入学式のようなフォーマル衣装の子もいれば、綺麗めなシャツにカーディガンのような子供もいます。上の子の場合も両親との雰囲気を合わせれば、どのようなものでもいいかなと思います。
後は体温調整がスムーズにできるのがおすすめ。時期にもよりますが、屋外にいることが多いので、暑さや寒さ対策ができると安心ですね。
子供の年齢によっては汚れても大丈夫な方が、心が安心かな…
外食はする?
お宮参り後に外食をするか、もしするならどの店で食べるかも事前に決めておいた方が安心です。
赤ちゃんを連れてお店を探すのは大変だし、混んでて入れないから待つのは赤ちゃんにとって負担になってしまいます。
お店に行くのであれば、授乳できるところやオムツ替えできるところも事前にチェックしておきましょう。
お宮参りを計画する時に注意すること
お宮参りでは事前に考えることがたくさんありますが…ちょっとした注意ポイントが4つあります。
- ママや赤ちゃんの体調を考える
- スケジュールの時間は余裕を持つ
- 両家の両親に相談しておく
- 衣装のサイズは確認しておく
ママや赤ちゃんの体調が大優先
お宮参りの主役は赤ちゃんですし、産後のママには長時間外出がまだきつい可能性も。
赤ちゃんとママの体調を大優先にしながらスケジュールを考えていきたいですね。
スケジュールの時間は余裕を持つ
タイトなスケジュールだと、少しイレギュラーなことが起こった時に対応しづらいことも。
少し余裕を持ったスケジュールを立てていきましょう。
両家の両親に相談しておく
基本的に赤ちゃんの両親であるパパママが中心に計画を立てると思いますが、参加者の中には伝統を大切にしたいと考える人がいるかもしれません。それで揉める…なんてことはないとは思いますが、事前に相談しておく方が安心。
ただ最初のポイントでも挙げたようにあくまで主役は赤ちゃんなので、ムリに合わせすぎず、赤ちゃんとママを優先していきましょう。
衣装のサイズを確認しておく
ベビードレスを早めに購入していたけど、いざ当日着ようと思ったらサイズアウトしていたなんてことも…特に日程を先延ばしにした場合には洋服のサイズ確認も大切です。
少し大きめを買ったり、行事の直前に買うなど準備していけるといいですね。
事前に準備して思い出に残るお宮参りにしよう
産後1ヶ月は夜間も定期的に起きたり、寝ない時間帯もあったりで寝不足が続いている時期です。
当日の体調を整えるのも大事ですが、事前にパートナーと共有し準備から分担できるとママも安心。
素敵なお宮参りになるよう、チェックリストを参考に計画を立ててみてくださいね。
- 誰と行くか決める
- いつ行くか決める
- どこへ行くか決める
- 写真撮影をするか決める
- 衣装をどうするか決め、準備する
- 1日のスケジュールを決める